最近、ご高齢の方が所有する不動産売却についての相談をいただくことが増えました。今回は、ご高齢の方が不動産売却をする際の注意点について、思うところをまとめてみたいと思います。
ご高齢の方が所有する不動産売却について考えるときには、ご本人がどのような状況にあるか分けて考えた方が良いように考えます。
今回は「ご本人はお元気で、判断力にも全く問題なし」といった、バリバリ?のご高齢者さんの注意点を考えます。
最近、元気なご高齢者が増えました。
80代を超えてもお元気に日常生活を送られ、頭もはっきりされている方も非常に多いです。
こういった方には「年寄り扱いするな!」と怒られてしまいそうですが、下記の点にご注意ください。
・売買契約の手続き自体は、ご本人の判断でしていただいて全く問題ないです。
法律上は事理弁識能力(実際に行為をすることを理解、行為することによっておこりうる影響を理解する能力)があれば意思能力(法律上の行為を判断する能力)があるとされています。
不動産売却で当てはめれば、不動産を売るという事を理解して、売ることによって代金を受取れること、不動産が他人のものになるといった、当たり前のことを理解できるということでしょうか。
(厳密にはこれだけではありませんので、ご心配な方や、そのご親族はご相談ください)
・お元気でも高齢になると、騙されやすくなったり勘違いが多くなったりするものです。
元気なご高齢の方には申し上げにくいのですが、誰でも年齢に応じて勘違いは多くなるものです。
ご親族や、友達などに意見を聞きながら進めてもらうのも大事かもしれません。(不動産業者、工事業者などには、まだまだ詐欺に近いようなことをするところもあります)
私どもグッド不動産売買としても、お元気な高齢者でも、込み入った話をしなければいけない時は、念のためご親族の立ち会いをお勧めするようにしています。
・ご自身が動けなくなった時のこと、相続のことも考えながら、不動産売却することも大事かもしれません。
「自分が死んだ後のことを話すんじゃない」と怒られそうで、お元気な高齢者の前では言えないのですが、残された方のことを考えると大事なことです。
お元気だと見落としがちですが、近い将来に動けなくなった時のこと、遠くない将来に発生する相続を考えることが必要です。
これも配偶者、お子様などの相続人になる方のご意見を聞くことが大事ですね。
明日もグッドな一日を。今日も一日、お疲れ様でした。
本ブログに関連して不動産を売却したい、詳しく聞きたいという方は、グッド不動産売買までご相談を頂けると幸いです。ご相談はこちら→お問い合わせ
(静岡県西部であれば、訪問売却相談も可能です)
不動産売買のお困りごと、当ブログで取り上げて欲しいものがありましたら、「お問合せ」よりご質問ください。
株式会社グッド不動産売買・
グッド行政書士事務所 代表