不動産売買ブログ

2024.7成約事例 介護施設売買(借地とりまとめ)

2024.8.6

廃業した介護施設と、一部借地になっている底地をとりまとめ、売買させていただきました。

このブログを書いているのは2024.8ですが、先月になかなか印象深い取引ができましたので、ご紹介をさせてください。

 

今年の年明けの話ですが、10年以上出入りをさせていただいております介護施設の施設長さんからお電話がありました。

お話を伺ったところ、近隣の介護施設が事業停止する話があがっているため、その不動産が売りに出るか調べて欲しいとのこと。

日頃からお世話になっている施設長さんからの依頼だったため、商売は抜きにして喜んで調べさせていただくことにしました。

 

ただ、その時点では営業されている施設でしたので直接聞きにいくわけにもいかず、ヒントを探すため差し当たり登記簿を確認してみることに。登記簿をみたところ、とある銀行の浜松某支店の抵当権が設定されています。

たまたま私が会社を独立する前に勤めていた、積水ハウスグループの法人営業担当者が出入り支店だったため、すぐにその担当者を通じて銀行の支店長と面談させていただくことができました。

銀行支店長にお話をうかがったところ、銀行としても不動産を売却し資金を回収したいとのこと。銀行としても買い手をさがしていたが決まらずにいたところで、ちょうど良いタイミングで声をかけさせていただいたようです。

 

銀行側の手配で、買主様と現場を内覧させていただき、購入いただく方向になりました。

そこでネックになったのが、敷地の大部分が定期借地になっていることです。そのままの契約ですと一定期間経過後は更地にして地主さんへお返ししないといけない契約内容でしたので、新しい事業者が投資資金を回収するころには、建物の解体時期がきてしまいます。そのため買主様からのご依頼で、借地部分の地主さんと、借地を解消して売買をさせていただくお願いをすることになりました。

 

地主さんとしては、思い入れもある土地のため手放すことに当然抵抗感がありました。

ただ今回の売買が成立しないと、借地以外の土地と建物は破産手続きへ移行することになっており、その流れで競売になることが確定的です。

(本来は破産=競売ではないのですが、今回は訳があり破産手続きとなると競売になることが確定している案件でした)

 

2か月にわたり、ぎりぎりのところで相談をさせていただき、最終的には借地部分も売買させていただくことに。

約半年にわたり関係先と交渉をさせていただきましたが、無事に2024.7に契約決済をさせていただきました。

 

本件はイラストよりもずいぶん立派な施設でしたので、グッド不動産売買として開業して2年弱の間で一番大きな取引となりました。

私の拙い文章であるため、また公開することになじまないお話も多い案件であるため、この文章でうまく話が伝わってないと思います。

関係しました皆様に本当に感謝です。ありがとうございます。

 

 

明日もグッドな一日を。今日も一日、お疲れ様でした。

 

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